うなぎの歴史

うなぎの名前の由来

うなぎの名前の由来はご存知でしょうか。
うなぎの姿が「う」を長くした感じに似ているからではありません。
実は、うなぎの胸の部分が黄色っぽいところから。「胸黄」→「むなぎ」→「うなぎ」と呼ばれるようになったそうです。
ちなみに「蒲焼」は、昔まるのままぶつ切りにして串に刺して焼いていて、その形が蒲の穂に似ていることから「蒲焼」と呼ばれるようになったそうです。
うなぎの名前の由来

土用の丑の日

土曜の丑の日
うなぎと言えば、土用の丑の日。土用とは、立夏の約18日間前をいいます。
ではなぜこの「土用の丑の日に」うなぎを食べる風習が広まったのでしょうか。一説によると、江戸時代の科学者平賀源内が、あるうなぎ屋さんに宣伝を頼まれた時、万葉集の和歌を思い出し、看板に「本日土用丑の日」と大きく書いたそうです。
これが当時、ブームを巻き起こし、現代の夏バテ防止に至っていると言われています。

蒲焼きのタレと炭火の効用

タレは火の側に置いて使用しますが、この「火の側」がポイントです。
備長炭で焼く時に、タレの壺に入る炭がうなぎを一層おいしくします。
その理由は、備長炭からでる炭にはアルカリ性のカリウムが多く、うなぎの身を柔らかくする効果があるからです。
蒲焼きのタレと炭火の効用

鰻の効用

うなぎには、健康に良いとされるさまざまなビタミンが豊富に含まれております。肌のトラブル、また風邪から体を守ってくれるビタミンAや不足すると疲れがとれにくくなるビタミンB群。
さらに脳卒中や心筋梗塞など成人病の原因となる動脈硬化を予防するビタミンEも多く含まれています。
その他にカルシウム、鉄、カリウム、コラーゲンなど、健康上、必要不可欠な栄養が多く含まれている食べ物が「鰻」と言えるでしょう。
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